佐渡金山トロッコ(2015/08)

1601年に開かれて以来400年弱もの間操業し、かつては日本最大の金銀山であった佐渡金山。現在では採算が取れず操業を止め坑内の一部が観光化されており、現役時代の面影を残す形で保存・展示されている。たまたま別の目的で佐渡を訪れた際、定番の観光地ということでこの金山を訪問した。

江戸時代の作業風景を再現した人形などが置かれ、目玉とされているのは2本ある観光コースのうちの「宗太夫坑」コースだ。一方明治時代以降の近代化産業遺産を展示しているのは「道遊坑」コースで、こちらにナローゲージファン垂涎のお宝が保存されている。

薄暗く、夏でも肌寒い坑道。ふいに足許に線路が現れた。軌間は508mmだろうか、採寸を忘れてしまった。標識の錆が良い味を出している。

ニチユの2tバテロコと坑車がお出迎え。しっかりヘッドライトが灯してあるあたり素晴らしい。

観光客が立ち入ることができる場所はあまり多くないが、線路はその先まで伸びている。辿って歩いていきたい欲求に駆られる。

坑道を出ると、小さな建物にバテロコや工作機械が所狭しと並べられている。バテロコたちも、一両一両微妙に形が異なっており見るのが楽しい。

最盛期にはかなりの数のバテロコが同時に坑内を行き来していたのだろう。

広場の片隅の人目に付きにくそうな小屋には4tタイプのバテロコもいた。「危険」の電灯のフォントがまた泣かせる。

チップラまでご覧の通り、綺麗に形を保って保存されている。

聞くところによると、佐渡金山は目下世界遺産登録を目指して奮闘しているらしい。私には訪れることでくらいしか応援できないが、しかしこの金山の近代産業遺跡としての価値が認められトロッコ含め末長く保存されていくように願ってやまない。

鉄道のない島、とされており鉄道ファンにはなかなか訪れる機会のない佐渡だが、もし機会があったのならぜひ可愛らしいナローを見に金山へ立ち寄ってみてほしい。

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