晩秋の磐越西線・釜石線(2015/11)

11月末の勤労感謝の日を伴う三連休に、長い二学期の間に溜まった旅への欲求不満を晴らすために短い旅に出た。目当ては東北地方で走る復活蒸気機関車である。

以前は「復活蒸汽なんて撮っても…」と思っていたが、中国旅を通して蒸汽の旨味を知ってしまった私にとっては、もはや復活蒸汽も喉から手が出るほど撮りたい対象になっていた。なにぶん磐越西線や釜石線で蒸汽を撮るのは初めてなので、撮影地は有名な場所ばかりで新鮮味に欠けるようにも思えるが大目に見ていただきたい…。

連休の前2日は磐越西線の「ばんえつ物語」号を狙った。まずは荻野駅から徒歩20分ほどの「滝の下踏切」を訪れる。S字カーブの構図が美しく、また木々の紅葉も最後の一踏ん張りを見せてくれていたが、いかんせん煙が…。

引いて撮った一枚は多少はサマになっているだろうか。

折り返しは喜多方駅から40分ほど歩いた松野踏切へ。11月の暮れでは夕陽は期待できない。柿の木を横目にシゴナナが爆煙で駆け抜けてゆく。

二日目は上野尻から歩いて群岡カーブへ。

その日のうちに釜石まで移動するために、復路の撮影は電化区間で我慢した。それでも、姥堂のストレートを豪快に飛ばしてくる蒸汽は良いものだった。

連休最終日の三日目は釜石線で「SL銀河」にレンズを向ける。洞泉駅から30分ほど歩いて大松カーブへ到達し、小雨降る中震えながら蒸汽を待った。気温4℃、湿度90%。果たしてシゴハチは、疲れを吹っ飛ばすような爆煙を吐きながら峠を登ってきた。

引いてもう一枚。期待以上の爆煙だ。背景はすっかり冬である。

各駅停車で追い越して土沢駅先の幸田カーブへ。駅から遠くまで歩いた割にこちらでは煙はスカだった。これなら土沢駅発車の勾配で狙うべきだったか…。

おまけ。上野尻駅近くの消防団にて、ボンネットと丸目が可愛らしい消防車。

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