四日市狂想曲(2016/02)

かつては日本全国でその姿が見られたらしいDD51。しかし北海道行きの夜行列車が次々と姿を消し、北海道や岡見などで残ってきた貨物運用も消滅したことで、いよいよ関西本線の名古屋〜四日市界隈が最後の"聖地"となってしまったようだ。

2016年の2月2日、九州へ墓参りへ行った帰りに、三度目の四日市訪問を果たした。
近鉄で伏屋まで行き、先ずは有名撮影地の築堤へ。太陽は生憎雲の向こう側だったが、スノウプロウ付きの1804号機と国鉄色の1805号機がタンカートレインを従えて坂を駆けてきた。

四日市で一泊。
翌3日は早朝に飛び起き、JR四日市駅奥の末広橋梁まで走る。7時頃には跳ねあげられていた橋が降ろされ、貨車の受け渡しを行う列車が通る。冬の朝の柔らかい空と厳つい橋が、港の静かな水面に映った。凸を追いかける熱い1日が始まった。

ところでこの撮影の後、滋賀からの男性と偶然知り合った。以降の撮影は、彼の車に便乗させていただきながらのものである。徒歩で移動していたらこれだけのカットは稼げなかったであろう、感謝してもしきれない。

富田浜〜四日市間の築堤へ。雲に泣かされた昨日とは打って変わり、この日は青空が広がった。更新色ではあるものの、スノウプロウ付きの機体は撮り応えがある。

852号機、国鉄色が青空に映える。小豆色で統一されたコンテナの積載率も良く、満足のいくカットとなった。

四日市駅近くへ戻ってきた。下り列車は晴れると逆光になってしまう。

853号機。この位置は雑草とタイガーロープの間を狙わなければならないので、なかなか悩ましい。

さらに852号機の折り返し。

DE10が入れ替えに励む。

さらに875号機+1028号機の重連。ここまで撮影した後、員弁川に掛かる町屋川橋梁へ移動した。

1805号機を先頭にした重連に牽かれる列車が、S字カーブに畝る。半逆光だが、ここまで陽が傾けばむしろ趣があるというもの。

車に乗せていただいた男性と別れた後、さらに前日と同じ伏屋の築堤へ。890号機+1802号機の重連、夕陽も当たり今日は納得のいく結果となった。

近鉄電車で塩浜まで先回り。広い構内に、乾いたエンジン音が谺する。

既に大宮工場では「DD51最終全検出場」がなされたとのことで、終焉の時は思ったよりの近いのかもしれない。日本の近代化を支えた無骨な機関車らしい、地道で飾らない引退を見送りたい。

追記:近鉄四日市駅近くのCasaTabeというイタリアン、鉄板ナポリタンがリーズナブルで美味しいです。DD撮影後の夜御飯にぜひどうぞ。

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